代表的な表面きずの種類と特徴及び探傷方法による検出性の違いを下表に示します。
名称 | 特徴及び形態 | 断面形状 | 表面性状 | 渦流探傷(ECT) | 漏洩磁束探傷(MLFT) | |||
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回転 | 貫通 | プローブ | 回転 | スキャン | ||||
割れきず | 長手に連続して発生する線状きず | ![]() |
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△~× | 〇 | 〇 | ||
しわきず | 自由圧着面に生ずるしわ状きず | ![]() |
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△~× | 〇 | |||
折れ込みきず | 圧延方向に沿った折れ重なったきず | ![]() |
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△~× | 〇 | |||
へげきず | 表面の剥がれ、ラップ状のきず | ![]() |
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〇~△ | 〇 | 〇~△ | 〇~△ | |
肌荒れきず | 表面肌が荒れて凹凸になったもの | ![]() |
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△ | 〇 | △ | △ | |
打ちきず | 局部的に発生した凹み状きず | ![]() |
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× | 〇 | × | × | |
へげ割れ | へげきずを起点とした割れ | ![]() |
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〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
: スキャン方向による
伸線やピーリング等により、表面が滑らかな状態になった対象材の最終検査に適しています。
例:鉄、非鉄(ステンレス、アルミ、銅)の棒鋼、磨棒鋼、鋼管、線材、伸線材 等
対象材の導電率変化を用いた検出原理であるため、冷間材以外にも、熱間材の検査も可能です。
また、ステンレス、アルミ、銅 等の非磁性材の検査も可能です。
磁性材の場合、条件によっては磁気飽和装置との併用が必要な場合がございます。
圧延等により形成加工された後の初期段階で、表面が粗い状態にある対象材の検査に適しています。
例:黒皮棒鋼、鋼管、黒川鋼片、その他の強磁性体